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リーヴ ユハン
Juhan Liiv (1864.04.30-1913.12.01)

Juhan Liiv エストニアの詩人,作家。はじめ,リアリズム風の短編作品を発表。1894年,精神分裂病が発病,以後,タルト(ドルパート)の精神病院に入退院を繰り返す。発病後の作品は,ほとんどすべて詩である。リーヴの詩は,L・コイトゥラとは異なり,ドイツ語の影響が少なく,形式・内容ともに,エストニアの伝承詩に近い。自然描写のほか,祖国愛・民族愛を心の葛藤の問題として描いた。初期の短編に,『カキマエの郭公』 Kägimäe kägu (1883),『陰』 Vari (1884),『魔女の娘』 Nõia tütar (1885),などがあり,後期の作品は,『ユハン・リーヴ詩集』 Luuletused (1926 没後刊),『ユハン・リーヴ全集』 Kogutud teosed (1921-35 没後刊) に収められている。

更新日: 2010/01/20