エストニアの小説家。「批判的リアリズム」期を代表し，エストニア最初の本格的な作家とされる。1906年から1917年まで西ヨーロッパで亡命生活を送る。主要作品に，貧農の苦悩を描いた『厳寒の地へ』 Külmale maale (1896)，農民の社会不安を歴史的に描いた３部作『マフトラの戦い』 Mahtra sõda (1902), 『アニヤ村の男たちがタリンを訪れたとき』 Kui Anija mehed Tallinnas käisivad (1903), 『予言者マルツヴェト』 Prohvet Maltsvet (1908), 領主と農民夫婦との間の三角関係を描いた『マエキュラ村の牛乳屋』 Mäeküla piimamees (1916) などがある。
